久々に…読書..

暑さの中…バテバテで横になる。。
横になる時間がもったいないので、
つい、、本に手が伸びる(苦笑)
「心にナイフをしのばせて」(奥野修二著)
娘から借りた文庫本…
「酒鬼薔薇事件」を機に、その28年前の
類似事件その後を追った著作品である。。
被害者家族の立ち場を刻々と綴った内容。。
加害者側は、大きく報じられるが…
被害者側については、黙されていつの間にか
風化されてしまうそんな感じ。。
そこを敢えて、残された家族の長年抱える
傷跡を掘り起こすことで、少年法の改正等にも
一役買ったのが、この本であるようだ。。
生々しすぎて、感想という感想も記せないが、
その苦しみは、想像するには余りにも壮絶で
はかり知ることは到底かなわない・・
…が、少年事件について深く考えさせられる…
ヒューマンドキュメンタリー。。
80代にもなる母親の心情や40代の妹の心情。。
今も尚…続くその苦しみ…
少年Aの反省のないその後…
国に守られ、最高の教育を与えられ弁護士に
なっていた彼..
そこに、「謝罪」という一文字すら偽善で終わっている。。

現在、新ドラマ「それでも生きてゆく」が
放映スタート！既に２話が放映済み。。
http://www.fujitv.co.jp/ikiteyuku/index.html
被害者家族と加害者家族の両面から…
その姿を映し出していくというストーリー。。
被害者家族に関わる加害者の妹…
その変わっていく心理描写がなされるドラマのようだ。
テーマが暗くて重いが…
日本の犯罪の数もアメリカ並みとは行かずとも…
劇的に増えていることは周知の事実。。
その中で、少年の犯す犯罪の影響がどれほどのものか
その実態に触れて、深く考えるドラマになるのではないだろうか..
古いドラマに…
赤井英和主演のキンキ出演「人間・失格」があったけ..
あのドラマもかなりショッキングだったなと思い起こす。。
同級生や教師のいじめを受けた苦しみから自殺をした
息子(堂本剛)への復習劇であったな。。