2週目…受難その1

anegoの病室は、4人大部屋…
そりゃ、片手内輪できる位儲かってれば個室を望むさね^^;
まっ、そんな訳で同室者がいるわけだが…
anego以外、殆ど寝ておられるご高齢の所謂ばっちゃまばかりなり。。
よくしゃべる陽気なばっちゃまに耳の遠いばっちゃま、
そして点滴も薬も食事も嫌がる唸るばっちゃま(苦笑)

まっ、特段交わすこともないし互いにカーテンは締め切ったままやし、
殆ど寝ておられるし、干渉もせずに平和で静かな1週間だったわけさ。。
ところが、陽気なばっちゃまの容態が急変し、急遽病室移動となる!

替わりに新たな入室者が他室より移動してきた次第。
相当に騒々しい患者であるっ!
見舞い客をゾロゾロ連れてワイワイ長居の挙句の果ては、
元部屋で仲良くなったらしいばあちゃんを連れ込んで、
またもや延々と下らない話三昧っ!どうも看護師だったらしくその頃の自慢?的話…
この病院の看護師の注射が下手など批判してるし…
いや、それは確かにそうやけど、私も点滴2度失敗されたし、
目の前のばあちゃんも今日は3度失敗されてたし(苦笑)
だけど、それにひいて自分の自慢を声高らかに病室で話すなよっ!

それが終わったら、平気ででっかい声で携帯で喋り捲るっ!
携帯は談話室でする決まりになってる…
が、動けない人などもいるし、そこは甘んじるものの、
彼女は思う存分動けているし…
声が小さいならまだ許せるが…いいかげんにしてくれっ!
音が大きいと唸るばっちゃま、こんな時にこそ唸ってくれよっ!
と、心の中で懇願したものだ。

夕食時にまたもやでかい声で携帯始めたぜっ!…(3度目だよっ!)
仏の顔も三度まで。。あったま来て、(ーーメ)
「すみませんけど、携帯…病室で止めてもらえます!?」
と、さけんださっ!!
ったく、常識なさすぎるやろっ!
電話口で自分は看護婦だったから、
自分の症状は自分が一番詳しいのに
母に電話したら冷たい反応だったとかなんとか…(知るかっと相手も言いたいことだろうという位に延々と..)
うるさいのなんのっ(ーー)
元看護婦やったら、病院のマナーくらいわかってるはずやんっ!
とも叫びたかったが(苦笑)
小さい声ですみませぇんと、慌てて出て行ったけどね。。

もぅ、変な人が入ってきたもんだ。。
唸るばっちゃまはいても、今まで静かで平和だったのにぃ~
看護師さんも捕まえまくって自分の話ばかり…
隣の患者さんのとこに来た看護師さんに自分の症状を話しかけるし…
あちこちちょいちょい動き回る…
そんなんで、夜勤の看護師が挨拶来た時に、丁度いなかったわけさ。。

ここで、落語のような笑い話が生じる———-
どこやらか戻ってきた新顔が唸るばっちゃまのベッドへいき、
新顔:「夜勤の看護婦さんは来た?」
ばっちゃま(けだる気)「はぁ、さぁ~~」
新顔:「明日の生体肝検のことを聞きたいんやけど夜勤の看護婦さんはもう来た?」
ばっちゃま(けだる気)「はぁ~誰が検査する?」
新顔:「わたしよ!不安だからきいとかないかんけど…」
ばっちゃま(けだる気)「はぁふぅん わからん‥ あんたがね?なに?」
新顔:「私は、今日ここに新しく入った○○なんよ。よろしくね」
ばっちゃま(けだる気)「あぁ~~よろしく」
新顔:「だけん夜勤の看護婦さんは?」
ばっちゃま(けだる気)「あたしゃ、ねたきりやけん」
新顔:「・・・・・・・・…
———–
こぉんな噛み合わない会話に吹き出しそうになるも…
次なる迷惑行為勃発っ!

耳の遠いばっちゃまが洗面台(迷惑患者のすぐ傍)に来たとこを捕まえて、
話し出したっ!お互いでかい声となり…同じ話を何度も繰り返す
いちいち説明せんで良いのに自分の病気のこととか家族の話しとか。。
そこでわかったのは、声は老けているのに51歳となっ!?
所謂、anegoより若いっちゅぅわけやんっ!
娘は24歳で目がぱちくりして可愛いのに彼氏ができんとよぉ~
…って、知るかっ!初対面の他人してみればどうでもよい話だよなっ!

そこで、ついに唸るばっちゃまが切れたっ!
「うるさい!!」と叫んだよ!おっ♪と期待したけど、
何事もなかったかのように続く…..
ばっちゃまが3度ほどうるさいを連呼したとこで、
声が三つ巴となり騒音そのものとなり、
たまらず「静かにしてください!」と、anego…叫ぶ!

一旦止まるものの、また話し出す。
再び三つ巴…いい加減にしろよっ!と、
ナースコールボタンを握ったら、ようやく何とか沈静化のもよう…
耳の遠いばっちゃまは仕方ないにしても、新顔患者のやつメ…と、
怒り心頭のanegoであるっ!

…で、耳の遠いばっちゃまはわざわざ謝りに来たのだが、
新顔はなにも言わず、また室外へ出ていってしまったっ!

はぁ~!!静養に来てるのにストレス登場でぃ!の巻。。

次へ続く…

コメント